s-マサシロ (3)
2022.03.15

【企業紹介|株式会社マサシロ】農家が自分で食べたい米づくり

  • Share on

「このおむすび、食べてみて」と、政城裕明社長に促された。普段見慣れたご飯と比べると、粒立ちがきれいで、白さが際立っている。ひと口ほおばると、もっちりとした歯ごたえとともに、上品な甘い香りが口の中に広がった。「このあたりの農家が、昔から自分で食べるためにつくってきたお米。多くは獲れないので」と、妻桂子専務は微笑む。

マサシロが社屋を構えるのは、市の北部の上下町。中国山地の分水嶺がある、かつての宿場町だ。山と谷の間にある小さな平地に集落や、棚田などの農耕地が散らばっている。清流があって昼夜の寒暖差が大きいので、おいしい米が獲れる条件がそろっている。同社はここで農機具の販売・整備や、水田所有者からの委託による米栽培など、米づくりに関わる様々な事業を手がけている。

上下町で獲れる米は、おいしさでは全国各地の米どころにも引けをとらない、という自信を持っている。だが、知名度の差は大きかった。県外に販路開拓に行った時、食べもせずに「広島の米?聞いたことないし、要らないよ」と、門前払いされることも多かった。平地が少なく、収穫量を増やすことには限りがあるこの上下町で、米づくりを将来にわたって維持、発展させていくためには、「おいしい米」として広く認知してもらい、それを単価の引き上げへとつなげていく必要がある。そう考えた政城夫妻は、2017年に新しいブランドを立ち上げた。この地の標高480mにちなんだ「四八米」だ。

品種は、こしひかり。それに、植物を発酵させてつくった肥料で育てた「こしひかり酵素栽培」や、さらに農薬などの化学物質を吸着、分解する光触媒も併用した「こしひかり酵素プレミアム」という、3種類の四八米を用意した。
「贈られてうれしいお米、というブランドに育てていきたい」と政城夫妻は目論む。ギフト需要を重視し、2合入りの小型のパッケージも用意。首都圏の顧客に人気だそうだ。
地域の農家や農事組合法人とグループを組んで四八米を生産する体制も、整えることができた。地域の特性に合った新しい米づくりに取り組むマサシロでは、若い人材、特にエンジニアを求めている。

企業紹介

株式会社マサシロ
売上高:1億8490万円
従業員数:8人
住所:〒729-3402 広島県府中市上下町小堀1341
TEL:0847-62-2774
URL:https://masashiro.jp/

引用:WORK&LIFE GUIDE BOOK

この企業へ興味がある方は、こちらからお問い合わせください。

お問い合わせフォーム:https://bingo-fuchu.jp/inquiry