2018.01.14

『府中市民病院』 市民の医療を支える

地域に密着した中核病院で働く

府中市民病院は、平成28年に新築移転を行うと同時に、電子カルテ運用を開始した。リハビリテーション、事務、看護に携わる3人の職員に「府中市民病院」について話を聞いた。

退院後も地域で支え合う

『心臓リハビリテーション』

 

「先生が指示をするんですが、実働する理学療法士や看護師なので、僕ら職員が諦めたら終わりという気持ちでやっています」

 

府中市民病院では「心臓リハビリテーション」というリハビリが行われ始めた。そこで、理学療法士として働く浅野さん。将来の地域医療を考える彼に話を聞いた。

 

府中市の高齢者人口は、35%を超えてて日本の縮図のような地域だと思います。30年後、少し規模が大きいまちが過疎化になった時「地域リハビリ」のモデルになるような仕組みづくりに取り組んでいます。具体的には、病院間だけではなく、地域の施設・在宅事業所の方々とも連携を取りながら「地域ケア」を行っていく仕組みを作っています。

府中は、老若男女が人口に関係なく、地域全体で寄り添い合いながら、元気にやってるなと実感できるように頑張っていきたいです。今は、土台をづくりだと思っています。各施設や、専門医たちも協力的で、これからもっともっと地域医療が良くなっていくと思っていますよ。

 

府中市には病院が少ないので、府中市の人が困ったら一番に対応する。一度関わったら、市民病院が退院後もケアをし続けていくという思いで働いています。その一環として、私は、理学療法士として「心臓リハビリテーション」という活動プログラムを担当しています。リハビリをされる高齢者の6割の患者さんは、心臓病といった内科の病気を抱えていらっしゃいます。そういった方々に対して、心臓リハビリテーションは、運動療法や生活指導、カウンセリングなど行い、退院後の患者さんが、快適な生活を取り戻すための総合プログラムです。

 

目の前で、この手に関わり「楽になったわ」と言ってもらえたり「重篤だったけど家で暮らせるようになった」そう言ってもらえた時には、やりがいを感じますね。病院以外の場所で会った時にも声をかけて下さるんです。そんな風に、退院後の生活を支える手伝いが、リハビリだと思っています。

 

病院や施設が最後というよりは、家で慣れ親しんだ家で生活を送ってもらいたいと考えています。また、家族の人にとっても、家での介護できるようにアドバイスなどを行っています。患者さんはもちろんですが、地域の家族の方にもフォローしていけるように心がけています。

安心できる職場

院内保育所『おひさま』

 

私は、出退勤の管理や電話対応などを行っています。直接的に手を施すわけではないんですが、患者さんから「ありがとうね」と言ってもらえることにやりがいを感じています。

 

高知県より府中市民病院に就職し、子供を院内保育所に預けて働く吉本さん。彼女に働いている環境について話を聞いた。

 

子供と一緒に通勤をしていて、院内にある保育園に子供を預けて働いています。一人目の子供の時には特に感じたんですが、同じ施設で子供を預けられるのは、安心して働けます。なにより安心できるのは、子供の数に対して先生が多かったり、一番は、地域の人や患者さんと子供の関りです。散歩に出かけたり、朝の通勤、お迎えの時には、可愛がってくれているのは嬉しいです。

府中の人はあったかいと思いますよ。職場以外のところでも、気さくに自分の子供のように声をかけてくださっています。私の心配なんかもしてくれますし。また、同じ職場の母親看護師さんに子供のことを相談できるのは、母親としての経験を踏まえて、プロの意見聞くことができるので安心できます。

 

職場は、どんどんやりなさいというスタイルで、自分達のような若い世代の意見をよく聞いてくださいます。また、同世代の職員と役割を超えて、改善点や推していくポイント、将来像などを話をしたりしていますね。地域医療をより良いものにしていきたいと考えていける環境だと思っています。

 

成長を感じながら人生を謳歌

『夢だった看護師』

 

高知県の高校を卒業後、府中市民病院の奨学金制度を活用し、夢である看護師の道を切り開いた彼女に、職場や暮らしについて話を聞いた。

 

私は、小学校から看護師になりたいと決めていていました。看護師になるために、進学先をぎりぎりまで検討していた時、府中市民病院で働く従妹から奨学金制度の話があるよとい話を聞き、自立したいという思いもあって、故郷を離れて府中市に進路を決めたのが働くきっかけです。3年の間、市民病院に勤めるという条件で、病院の試験と、隣まちの看護学校の試験を受けました。今では、4年間いると同僚や同世代の友達も増えてきましたよ。

看護師となり働いて感じていることは、やっぱり看護師の仕事ってやりがいがあるなって思います。患者さんに「ありがとう」と言ってもらえることもうれしいんですが、一人でできる仕事が増えることが、とても嬉しいです。自分の成長が感じられると「よっしゃー!」って感じです(笑)

 

職場は、上司がすごく親切なので働きやすいです。患者さんも地域の方も優しいですね。高知も負けてませんけど。

正看護師の資格を取得するまでは、勉強や実習の追い込みをしたと大変でしたが、今は人生謳歌してます。そのくらい今楽しく暮らしていますね。

 

最近、助産師さんに憧れていて。将来、府中の市民病院にも婦人科や小児科だけでなく、産婦人科が出来たら良いなって思っています。

 

地域との関りや連携を推進し、高齢化に対応していこうとする府中市民病院。「地域住民と関り」と「将来」を大切にしている職員達のチームワークが、地域医療を支えている。 

 

HP:http://shimin.fuchuhp.jp/

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    『府中市民病院』
    住所:〒726-8501 広島県府中市鵜飼町555番地3
    休診日:土曜、日曜、祝祭日
        年末年始(12月29日〜1月3日)