2019.02.05

『コトブキ印刷』 Screen Printing Ce-noワークスペース

自然にお客さまと一緒に発する「せーの!」というかけ声から。

府中市のコトブキ印刷にある「Screen Printing Ce-no/セーノ」。ワークスペースは、事前予約で誰でも使え、スクリーン印刷・リング製本・電解マーキング・缶バッジなどが体験できる。 「Ce-no/セーノ」は、ワークショップで自然にお客さまと一緒に発する「せーの!」というかけ声から。コトブキ印刷で働く宗藤正典さんにワークスペースへの想いや、Uターンしてからの仕事について話を聞いた。

貸し切りシルクスクリーン印刷ワークスペース

コトブキ印刷では、シルクスクリーン印刷体験などができるワークスペースの貸し出しをやっていて、その中ですぐに印刷体験をすることができます。印刷できるサイズは大体A4サイズぐらい。

最初にレクチャーをさせてもらった後は、できるだけお客さんに自由にこのワークスペースを使ってもらっています。好きな音楽を流しながら自由に作業する人もいます。

 

また、ここでは Tシャツ、バックといった布製品へのシルクプリントだけではなく、ノートがつくれたり、最近は「電解マーキング」っていう金属のスプーンとかに印刷もできるようになったりオリジナル缶バッチもつくれるようになりました。

 

なんといってもオススメなのが、このシルクスクリーン印刷キット。このキットを使ったシルクスクリーンの印刷は、めっちゃ簡単。好きなデザインを持ってきてもらい、機械でデザインを版に。そして枠を組み立てたら、枠に固定し刷る感じ。専用のインクや道具も揃っているから本当に便利ですよ。

 

簡単に子どもでも出来る作業。だからその体験を、子どもをはじめたくさんの人に体験してもらいたいと思って、イベントに出店したりもしてます。

 

刷り方は、スキージーというインクを刷る板を、45度で両手でしっかりと持ちます。そしてスキージーでインクを滑らして刷っていきます。刷ったらドライヤーとプレス機で乾かして完成。

 

みなさんにはこのワークスペースを使って、考えたアイデアやデザインを思いっきりどんどん形にしていってもらえたらと思っています。そしてこのスペースがそういうことができる場所なんだということを知ってもらえて「コトブキ印刷ってなんだかおもしろそうだな」と思ってもらえたら嬉しいなと思っています。

 

 

広告・印刷業界で修業

大学を出てから、広告の仕事を7年位して府中に戻ってきました。元々実家の印刷会社に帰ろうとは考えていて修行のつもりで。

広告・印刷業界に興味をもったのは、大学の4年の時。単位も取ってたし、府中に戻って半年くらい会社の印刷機械の使い方を覚えて動かしはじめました。当時、実家から人手が足りないから会社を手伝ってくれって。

 

それまでは継ぐ気も無かったけれど、手伝いをしてたら「なんか面白いな」って思ってきて。就職活動では、もうこの業界ばかり見てましたね。

7年の経験を経て府中に帰って来た最初の年が、ちょうどリーマンショックの時で、通常あるはずの仕事が、想像以上に少なくて

 

「なぜ帰って来てしまったんだろう。」

 

と、思ったこともありましたね。

 

前の会社を辞めるって言った後に親から「本当に帰って来るの?」って言われたりして。

 

「いやいや、タイミング違うっ て(笑)」

 

それでも帰って来てからは、飛び込みの営業ばっかりしてましたね。 前の会社の新人のころの感覚で。 新人の時には、ビルの上から下までで何枚の名刺を持って帰れるか、みたいなことも経験させてもらいましたから(汗)。

 

実家の会社で働くようになり、イメージしてたことと全然違っていて、衝撃も大きかったですがとても勉強になっています。前の会社では営業・企画・デザインデイレクションをやってきまして、役割としては今と大きく変わりませんが、前の会社では取引先は比較的大きな会社で打ち合わせも担当の方と、というのが多かったのですが、戻ってきてからは取引先は中小企業が多く、経営者の方と直接お話させていただくことがほとんどです。刺激的なお話も多く、勉強になってます。

 

 

立ち戻って原点回帰

今の仕事は会社案内を作成したり、カタログや、たまにWEBサイトを作成したり、そのディレクションとデザインが主な業務。

 

こっちで前の会社でやっていたのと同じようにやろうとしてもお客さんから「そこまで求めていない」という声もあったりしました 。ベストな選択ではないなと思いながらも割り切ってやったこともありました。でも今は原点に立ち戻って、集客だったり売上だったり、とにかくお客さんにとって有益であるようにと、本質的な課題に向き合いそれを共有できるようにと原点回帰してます。

 

 

府中に戻って痛感したこと

僕の中で大きかったことは「夜店」を始めたこと。たまたま、府中で「夜店のイベントをしないか」って呼ばれまして。

それがきっかけで、仕事じゃない部分で人脈が広がって、好循環が生まれだしたと思う。そういうことをやっていたら、NPOの活動にも繋がっていきました。

 

「夜店」にしてもNPO活動にしても仕事目的でやってる訳ではないけど、回りまわって「人から聞いたんじゃけど」って仕事の相談が入るようになっていきました。人から人へ 紹介してもらえるようになったのかな。 前は、散々営業して回ってたのに。

 

「宗藤に言うたらなんとかしてくれる。宗藤に言うたらおもしろくしてくれる。」

 

仕事じゃない姿を通じてなんだかトータル的な期待値を上げることができたのかもしれません。やって無駄なことはないなと痛感したし、期待値を上げるという視点を持つ大切さも学びました。

 

 

家族が最上位

みんなそうでしょうが、自分の中の最上位は「家族」です。

仕事、キラリン夜店、NPOの活動、全ては家族の為にそれらがあると思ってます。

 

「仕事のために仕事するのは、全然面白くないですし。」

 

どうしてもいろいろ重なって忙しい時もあるけれど、重要度は家族が一番。将来的に家族にとって良さそうと思えることを考えて、無駄なことはないと言いながらも、できることには限りがあるので、優先順位を決めるようにはしています。

  • メールまたは電話でお問い合わせください。

    住所:〒726-0013 広島県府中市 高木町840-2
    FB:https://www.facebook.com/cotobuki.printing/
    HP:https://co-tobuki.co.jp/